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外出自粛のこの時期だからできることをしてみませんか 1

新型コロナウイルス感染拡大予防のためにご自宅いる時間が多くなっていること思います。日々TVやメディアは感染者数の発表や死者の数を伝えて

(志村けんさんが亡くなられたことはショックでしたね)買い占めとか暗い話ばかり、気が滅入ってきますよね。

そんな時こそ、自宅にいる時間を有効に使って、生活の見直しを「生前整理」をお勧めしたいと思います。

 

「モノ」のお片付け

 

◆早めに生前整理をすることは介護予防に!

  • 気がかりなことは早めの対策で気分スッキリ
  • 気力体力がある元気なうちにやっておいた方が作業がはかどる
  • 不用品のないシンプルな暮らしが楽しめる
  • 遺族に残すのは手間と処分費用でダブル負担、今始めればプラスにも

生前整理に対して死後行われるモノの整理は「遺品整理」と呼ばれます。遺品整理を専門の業者に依頼した場合、3LDK20万円~といった金額がかかります。かといって、遺族自身が作業するにも大変な手間になりますし、粗大ゴミの処分にもある程度の費用はかかります。

早めにモノの生前整理をしておくことで、その後の遺族にかける負担や費用を減らすことができる上に、価値のあるものを売っておけば、その分プラスにできることもあります。

モノを減らせば掃除も楽になり、家の中の移動も楽になり転倒予防(介護予防)になり、モノを探すのにも手間取りません。


◆モノを減らすためのコツ

一定期間使っておらず、思い入れのないものを処分しましょう。一度に全てをやろうとしても難しいので、この引き出しの中だけ、この部屋だけ、寝具だけ、冬物衣類だけ、など絞り込んで実行していきます。

終わるたびに達成感も味わえ、気持ちも楽になります。

片付けの際に、思い入れのあるもの、価値の高そうなものを見つけたら、あらかじめ決めておいた保管スペースに移しておきましょう。

80%の人は親と子で生前整理について話し合ったことがないといいます。

子供に残したいものは、あらかじめ渡しておいたり、どんな品があるのか伝えておくことはとても大切なことです。

今はフリマサービスを使っての個人間売買もしやすいため、価値のあるものを直接売ってしまうという手段もとることができます。

 


 モノを減らすためのコツ (まとめ)

 

  •  一定期間使っていないモノは処分しよう (思い入れのあるものは別)
  • 片付ける場所や種類を限定し、無理なく始めよう
  • 大切なモノを保管するスペースを決めておき、子ども達(相続関係のある人)に伝える
  • 価値のあるモノは自分で直接売ってしまうのもあり

◆処分方法の種類

要らないモノを処分するには、以下のような方法があります。

処分方法

特徴

 

阪南市の粗大ゴミ

比較的安価で回収してもらえます。自宅前や粗大ゴミ置き場など、指定された収集所まで自分で運び出す必要があります。自分で焼却場まで搬入することもできます。

依頼から回収までに日数を要することがあります。

詳しくはゴミの出し方マニュアルをご覧下さい。

 

※不用品回収業者

自宅からトラックまでの運搬も対応してくれることが多く、最短当日に回収してもらえます。費用は数千円~と、自治体の粗大ゴミ回収よりも高額になることがあります。

 

※リサイクルショップ

リサイクルショップまで持ち込み値段を査定してもらいます。衣類などはほとんど値が付かないことのほうが多い。

カメラや家電など、状態により思ったよりも低い値段しか付かずショックを受けることも。

大型のものは自宅まで見積もりや回収に来てもらえる「出張買取」もあります。

 

ネット販売

フリマアプリやネットオークションなどを利用して、自分で販売する方法。購入者とのやり取りや梱包、発送などに自分で対応する必要があります。

 

寄付をする

まだ使える不用品を途上国の支援や社会貢献に役立てます。人形やぬいぐるみなど供養してから再利用してくれる所もあります。発送のキットを購入して送ることになります。

不要になった本やCDは阪南市の図書館で受け入れてくれます。

 

※がついているもので、他人が家の中に入る場合は注意が必要です。

押し買いの被害に遭わないように注意し、信用のある業者に依頼しましょう。

 

物はきちんと使って初めて存在意義があります。使えないもの、現在使用していないものはあなたの容量を超えているのだと受けとめましょう。

どうしても捨てられない大切な物、愛おしい物は少数です。

本当に好きなものだけに囲まれて過ごすと、心もスッキリするものです。

 

AFP©認定者  坂本典子