令和3年度(2021年)は介護保険改定の年にあたります。4月から適用する報酬・加算の新たな単位数が発表されました。
団塊の世代全てが75歳となる2025年にむけて、2040年も見据えての改定とのことです。
事業所に支払われる基本報酬が見直され、改定率は全体で+0.7%増、内、新型コロナウイルス感染症に対応する特例的な評価0.05%(R3年9月まで)となりました。
主な内容としては
① 感染症や災害への対応強化
② 地域包括ケアシステムの推進
③ 自立支援・重度化防止の取り組みの推進
④ 介護人材の確保・介護現場の革新
⑤ 制度の安定性・持続可能性の確保 です
よって、通所介護(デイサービス等)の基本報酬もわずかですが改定されました。(値上)全ての類型で引き上げられ、地域密着型の上げ幅が最も大きくなっています。その他の加算等による費用の変動など、くわしくはご利用の事業所、ケアマネージャーにお問い合わせください。
また、R3年8月から入所系の基準費用額(食費)が見直されることになっています。
現行1,392円/日から1455円/日(+53円)に値上がりします。
利用者負担段階でも見直される予定です。
介護保険料も改定されますが、こちらは住民税確定後R3年7月以降となり、年金からはR3年10月から天引きされます。
ファイナンシャルプランナー 坂本 典子